ゴム製品、金型成形によるゴム成形工程
- ゴムはどうやって製品化・成型されるの?
ゴムが製品になるまでをまとめてみました。 - ゴムの生材料です。さわると弾力性のある粘土のような状態です。
ゴムの生材料
- はじめにゴム材料と加硫剤をロール機で何度もよく練り合わせます。
顔料を添加する場合は、この段階で必要量を添加して色味を調整します。
練り工程
- ロール機で練られた材料を、それぞれの製品に合わせた厚みに整えます。こうしてシート状になった材料を金型の大きさ・構造に合わせて裁断します。
分出し/裁断工程1
分出し/裁断工程2
- 金型をプレス機にセット。そこに先ほど裁断したゴム材料を仕込みます。
金型とプレス機
材料の仕込み
- 金型に熱と圧力を加えます(プレス)。この工程により粘土状のゴム材料が形になります。型から取り出した製品は余分な材料が薄いバリになります。その後、一つ一つ丁寧にバリを取る仕上げを行ってほぼ完成です。
金型から取り出した成形品(バリ付)。クッションゴム部材の場合
- シリコーンゴムの場合、この窯の中でさらに熱を加える「二次加硫」を行います。この工程によりシリコーンゴムに含まれる低分子シロキサン を低減させ、品質の良いシリコーンゴム製品に仕上げます。
二次加硫工程
- 製品がご指定通りの寸法に出来上がっているか、測定機によりチェックを行います。
三次元測定機
金型保管の様子
- 最後に全数検査を行い、良品のみをお客様にお納めします。
検品作業の様子
エスケーのゴム成形品は、このように一つ一つていねいに、細心の注意を払って、自信を持ってお客様へお届けしています。
材料の選定から医療現場の開発品・工業用製品のOEM製造までご相談承ります。一度ご相談ください。